6.21.2013

10シリーズ/Session 1

今回から、隔週?でロルフィング®10シリーズの説明を超簡単にしていきます。
名付けて『サルでも分かるロルフィング®!?』(笑)。尊敬する我が恩師エメットが、「ロルフィング®なんてチンパンジーでも出来るぜ!」とよく言っていたので、ちょっとパクらせて頂きました(笑)。

ということで、ロルフィング®は「基本10回の秩序立てられたセッション(施術)」で成り立っております。それには、いろいろと深い訳がありまして…。まぁ他の代替療法との違いを挙げるとすれば、唯一、重力との関係性を重視していることと、身体の一部分だけではなく、身体全体(構造と機能)をどうすればより良く出来るか?つまりは全体性ということに重きを置いているというところですかね。で、そのために、最低10回のセッションが必要となる訳です。

ロルフィング®の場合、腰が痛いからといって腰ばかり触って良しということは無いし、マッサージテーブルの上で「ハイ、脚の長さ揃いましたよ〜」なんて低レベルなことは絶対にいたしません(笑)。あまり詳しく説明すると、長く難しくなって「超簡単」という意にそぐわなくなってしまうので此処ではしません。どうしても説明が欲しい方は『SEIICHI NAKAMURA ROLFING®』にお越しください。懇切丁寧にお答えいたします! m(_ _)m


前置きが長くなってしまいました。では、オープニングの『Session 1』説明いきます!

このセッションから3回目までは、表層の筋膜に働きかけます。初回のテーマは「全身呼吸」。人間、息しないと死んじゃいますからね、ちゃんと呼吸出来るようにするのが目標です。

まず、肋骨というのは本来、前後左右に動いて肺が充分に空気の出し入れをするのを補助するのですが、この部分かなり制限が多く、背中に呼吸が入る感覚や肋骨が広がる感覚を感じられる人はあまり多くいません。このセッションでは、胸や背中の呼吸に関する筋膜に働きかけて制限を取り除き、全身で呼吸をする感覚を掴めるようにします。

このセッションは、今後のセッションの変化を受け入れる準備として、とても重要なセッションです。また「全身呼吸」という目標において出来るだけ多くの制限を除くために、胸郭だけでなく骨盤帯や脚など、かなり広いエリアの表層筋膜にも働きかけます。少し長丁場になる場合もあるので、セッションに参加される皆様には、是非とも頑張って頂きたいですね!

エメットは我々ロルファーに対して、「このセッションが出来ないヤツに、第10セッションは出来ない!」と、そう申しておりました。「ロルフィング®は表層に始まり表層に終わる」って意味なんですけどね…。とりあえず、このセッションで「掴みはOK!」とするためにも、ロルファーにとっても、気合いの入るオープニングのセッションなのです(笑)。

最後に、このセッションによる呼吸機能の改善や、今後のセッションにおける内蔵機能の活性化は、基礎代謝の向上にも関わるので、ダイエットに励む女性にも良いかもですね。ここだけの話、筋トレするよりもロルフィング®するほうが、効率的に太りにくい身体になると思いますよ〜。ロルフィング®と基礎代謝の関係については、またいつか説明させて頂きますね。


【関連する筋肉など】
頸部周辺:胸鎖乳突筋・広頸筋
胸郭周辺:大胸筋・小胸筋・鎖骨下筋・内肋間筋・外肋間筋
背部周辺:前鋸筋・広背筋・僧帽筋・大菱形筋・小菱形筋
腹部周辺:腹直筋鞘・外腹斜筋
臀部および脚部周辺:大臀筋・中臀筋・小臀筋・大腿筋膜張筋・長頸靭帯・ハムストリングス